現代作品における怪異とその伝承

現代作品に登場する怪異の元ネタを神話や伝承から辿り、どのように描かれているのかを紹介するブログ

番外Ⅰ Fallout 3① 動物

No.000 目次

たまには伝承とは関係なく、好きなゲームに登場するモンスターを紹介する。書籍などの資料は持っていないため、間違いがあればご容赦いただきたい。

※画像はAI生成により再構成されております。
サイズ感やパーツの細部が違う事もありますが、ご容赦いただけますと幸いです。

世界観

核戦争から200年が経過した地上では、放射能汚染や過去に行われた実験などの影響によって、多くの生物が大きく姿を変えていた。そこに生まれた異形の生物の中には、かつて身近に存在していた動物を祖先とするものも多く、荒廃した世界の中で独自の進化を遂げている。
こうした生物は、核戦争以前には存在しなかった姿や性質を持ちながらも、その身体的特徴や生態には元となった動物の面影を残している。放射能による変異だけでなく、遺伝子操作や生物実験など、人類が過去に行った行為もまた、現在の地上に存在する異形の生物を生み出した要因となっている。Fallout 3の世界では、かつて普通の動物だった生物の末裔が、荒廃した地上世界を生きる新たな「モンスター」として姿を現しているのである。

ここからは、Fallout 3に登場する動物・生物を紹介していく。

バラモン

バラモンは、核戦争後の放射能の影響によって双頭となった牛の子孫である。異様な姿をしているものの、ウェイストランドでは多くの居留地で家畜として飼育されており、牧場の跡地などでは野生化した個体も見られる。乳は貴重な資源として利用されている。

一方で動きは鈍く、身を守る手段も限られているため、他のクリーチャーに襲われることも多い。核戦争によって生まれた変異生物でありながら、人間の生活を支える家畜として共存している点が特徴である。

バラモン(Fallout3)

ヤオ・グアイ

ヤオ・グアイは、核戦争後のウェイストランドに生息する突然変異した熊である。クロクマの子孫が変異したクリーチャーとされ、「ヤオ・グアイ」という名前は、最終戦争前に捕虜収容所にいた中国人たちが呼んでいた名称が通称として定着したものとされる。

非常に凶暴な野生生物で、ウェイストランドでは特に恐れられている存在の一つ。クロクマを祖先としながら、核戦争後の環境によって異形の姿へと変貌した生物である。

3では筋肉質で狼のようにも見える姿をしている。一方、4ではずんぐりとした体型になり、より熊らしい外見へと変化している。どちらも共通して、荒廃したウェイストランドの中で突然遭遇すると強烈な存在感を放つクリーチャーである。

ヤオ・グアイ(Fallout3•4)




モールラット

モールラットは、巨大化したハダカデバネズミの子孫とされる変異生物である。地上でも遭遇するが、地下鉄や下水施設などの暗所を主な生息域としている。地中へ素早く潜る性質を持ち、獲物を奇襲したり、危険から逃れたりする。

ウェイストランドでは人間の生活圏にも入り込むため、住民からは厄介な害獣として扱われている。肉は食用にもなるが、味の評判は悪い。巨大化したとはいえ、元となったネズミの性質を色濃く残した変異動物である。

3の初見時は見た目が異様で怖かった。ネギ棒で殴れば簡単に倒せるので、慣れれば遭遇してもそれほど怖い存在ではなかった。4では地面から突然飛び出してくるため、イヤホンをしていると不意の出現にかなり驚かされる。イベントで半永久的に疫病のデバフを付けられた印象が強く残っている。

モールラット(Fallout3•4)




デスクロー

デスクローは、鋭い爪と巨大な体を持つ、ウェイストランドを代表する危険な捕食者である。その正体は自然発生した突然変異生物ではなく、大戦前にアメリカ軍がジャクソンカメレオンを人工的に変異させ、索敵・殲滅作戦用の動物兵器として開発したものとされる。

核戦争によって文明が崩壊した後も生き残り、ウェイストランド各地にその姿を現すようになった。人間が軍事目的で生み出した生物が、役目を失った後も荒廃した世界で生き続けているという点で、Falloutの世界観を象徴する存在の一つである。

3の初見時には、ものすごい速さでこちらへ近づいてきたと思ったらものの数秒で地面に転がされてしまった。細身の体と長い両腕で飛びかかってくる姿は、私には悪魔めいて見えた。ゲームに慣れてからも、ダーツガンを手に入れるまでは油断できない相手だった。

4ではチュートリアル中にいきなり出会うことになる。かなり体格と鱗がゴツくなり、3よりも重厚感のある姿へ変化している。近接戦闘のモーションも非常にカッコよく、初めて遭遇したときは、その迫力に感動したのを覚えている。

デスクロー(Fallout3•4)





← 目次に戻る